前駆陣痛と本陣痛ってなにがちがうの??

出産が近づいてきたら陣痛はどうなるのか?
出産予定日がもうすぐに迫っています。
そこで一つ心配というか疑問に思っていることがあります。
話によると、出産に当たっての本陣痛の前に前駆陣痛というものがあるようです。
痛みがあるということでは同じですので、なにを持って前駆陣痛と本陣痛の差を見るのでしょうか?
果たして陣痛が来たら、それが前駆陣痛なのか、出産が間近いというサインの陣痛なのか分かるか不安になってしまいます。
痛みのパターンなどが違うので分かりやすい
前駆陣痛と本陣痛の違いを見る前に、まず陣痛そのものについて知ることが大事です。
陣痛は子宮が収縮することによって起こりますが、これは赤ちゃんを子宮から外に押し出すための運動です。
ぐっと子宮が縮まって圧力がかかることによって、赤ちゃんが子宮口に向かって進んでいくことになります。
そのため出産の際には、強い子宮の収縮が起こりますので、とても強い傷みとなりますし、出産が終わるまで継続的に陣痛が起こります。
一方で、前駆陣痛と言われるものは、この本陣痛の準備段階のようなもので、出産が近づいていることを教えているものの、まだ本格的には始まっていないというサインでもあります。
こうしたことから、前駆陣痛と本陣痛では痛みの周期や痛みの質が異なります。
前駆陣痛では、特に決まったリズムや間隔というものがなく、急に痛くなったり収まったりします。
そして、痛みが時間が経つにつれて弱まっていく傾向があります。
さらに、ちょっと姿勢を変えると痛みが弱くなったり、収まったりすることもありますので試してみると良いでしょう。
すべてのケースで当てはまるわけではありませんが、夜に前駆陣痛が起こることが多いとされていて、昼間よりも夜間に突然生じる場合は前駆陣痛だと考えることができます。
本陣痛は痛みのタイミングが特徴的
一方で本陣痛の場合は、痛みはある程度パターンが決まっています。
それほど強くない痛みが、5分から10分くらいの間隔で起こり、8時間くらい続きます。
その後、痛みが2分から5分くらいの間隔に縮まって痛みも強くなり、腰周辺全体がいたくなることもあります。
この痛みは赤ちゃんが産道に降り始めてきた状態で、人にもよりますが5時間から7時間くらい続きます。
そして、いよいよ出産が近くなると、30秒から1分半くらいの間隔で痛みが出てきて、痛みもひどくなってきます。
この痛みは通常1時間前後ということが多く、出産に至ります。
このように、本陣痛の場合は時間が経つと弱まったりなくなったりするのではなく、周期的に繰り返されるという特徴があります。
そして、その周期がだんだんと早まってきます。
もし、こうした特徴が見られるようになってきたら、いよいよ出産ということになりますので病院に急ぐようにしましょう。