子どもにご褒美を用意しますか?しませんか?

ご褒美をあげた方がやる気が出ていいのか、ご褒美目当てになってしまうだけなのか?
子どもにご褒美をあげることがいいのかどうなのか迷っています。
というのも、子どもにもっと家事をすることを覚えてもらいたいと思っているので、頑張った分ご褒美を上げるもっとやってくれるのかなと思うからです。
また、勉強を頑張ればご褒美があるということが分かれば、もっとやる気を出して頑張るかなという気もします。
一方で、ご褒美をあげて頑張らせると、ただご褒美目当てでやるだけになってしまうのではないかという不安もあります。
何かをもらわないならやらないという子には育ってほしくないので、そのバランスが難しいなと思っています。
どうしたらいいのでしょうか?
ご褒美をあげる方法を考えることが大事
まず、ご褒美をあげることには、メリットもデメリットもありますので、その両方をバランスよく考える必要があります。
ご褒美をあげることによって、子どものモチベーションが上がりますので、頑張ろうという気持ち持てるようになります。
また、何かの努力は、自分にとって良いことにつながるという原則を覚えていくことになりますので、将来の勉強や仕事でも何かを目標にして努力するという気持ちを培えるきっかけになるというメリットがあります。
一方で、ご褒美がもらえるのならやる、もらえないのならやらないという打算的な考えが出てきてしまう可能性があるというデメリットがあります。
さらに、こんなご褒美が欲しいと、子どもからの要求になってしまうこともありえます。
こうして二つの面から考えてことは、ご褒美をあげることは子どものやる気を出すのに大事ですので、やり方を考えてあげるということです。
上手にご褒美のやり方を考えることによって、マイナス面を減らしつつ子どもの努力を促せるようになるのです。
達成感を見える形にしましょう
具体的には、何らかの結果ではなく努力に対してのご褒美をあげるということができます。
勉強の例では、テストで何点取ったらご褒美をあげるということではなく、テスト前に毎日何時間勉強したら、このテスト対策用のドリルをここまでやったらあげるというようにします。
すると子どもは、とにかく何でもいいから結果を出せば良いということではなく、努力することが大事だとというポイントを学ぶことができるようになります。
そして、その過程を表などにしてあげることもできます。
家事などのお手伝いに有効な手段ですが、リビングの掃除を何回したか、お使いに何回行ったかなどを、ご褒美までの目標達成表にシールで貼っていき、その頑張りが目に見えるようにしてあげます。
目標に到達した時にご褒美をあげることによって、継続的に頑張ることや、頑張った分はきちんとご褒美として返ってくるということを学べます。