保育園でお友達とケンカ。保護者はケンカに介入していいのでしょうか?

子ども同士がケンカを始めた時はどうすればいいの?
保育園で子どもは楽しくしているようで、親としても安心しています。
ところが、たまに友だちとケンカをすることがあるようで、こないだも保育園に迎えに行ったらお互い泣くまでケンカをしていました。
親としてはすぐに止めた方がいいのか、それとも子どもの成長に必要なものだからと見守っていた方がいいのか悩んでしまいます。
自分だけでなく他の親御さんにも関わることなので、どうするのが自分の子どもにも周りにもいいことなのか分からないことがあります。
もちろん、状況によって対処が違うのは分かりますが、一般的にはどうするのがベストなのでしょうか?
基本的には見守ってあげるようにしましょう
子ども同士のケンカというのは、些細なことで起きるものですし、たいていは大事になるようなものではありません。
また、ケンカを通していろいろと学べることがあるのも事実です。
相手のことを思いやる気持ちが育つこともありますし、痛みを自分が感じることによって暴力をしてはいけないという教訓を学ぶ機会ともなります。
そのため、基本的には子ども同士がケンカをしている時、特に保育園の友達とのケンカの場合は、下手に介入せずに見守ってあげるようにしましょう。
もちろん、ケンカに介入しなからといって、それで終わりということにして良いわけではありません。
まず、ケンカが落ち着いてきたら、子どもと自分だけで、なんでケンカが起こったのかを聞くようにします。
そして、その理由を説明させたら、その気持ちに共感してあげるようにします。
もちろん、相手が一方的に悪いという話に共感するのではなく、「○○君にボール取られて悲しかったんだね」というように、あくまで相手が悪いと決めつけるのではなく、子ども自身の感情に共感するようにします。
その上で、どうしたらケンカをせずに解決できたのかを一緒に考えるようにします。
「○○君がボール欲しいって言ってきた時に、どうすればよかったかな?」という感じで、ケンカを引き起こす感情を引き起こす前に、何かできることがなかったかを考えます。
その際には、一方的に言いつけるのではなく、質問形式で一緒に考えるという方法で話すことによって、子どもも納得できるようにすることができるでしょう。
叱る際の線引きを明確にしましょう
このような方法でケンカを見守ることで、子どもの成長に寄与できますが、もちろんすぐにケンカを止めたり叱ったりすべき時もあります。
石などの物を持ってケンカをして危害が及びそうなとき、小さな子どもを相手にケンカしている時などは、すぐに間に入って止めるべきでしょう。
また、いつも同じ相手をいじめるような形でケンカしている時などは、それが正しいと勘違いしてしまう前に、はっきりとダメだということを言って叱った方が良いでしょう。