子どもが怒り出すと泣きわめいて止められなくなります。これからが不安で仕方ありません。

心配になるほど泣きじゃくる子どもをどうしたらいいの?
普段はそれほど手がかかる子ではないのですが、怒ったりすると急に叫ぶように泣きじゃくってしまいます。
しかも、いくらなだめようとしても止まることなく、かなり大きな声で泣きわめくので周りにもご迷惑をかけてしまうほどです。
こうなると、手が付けられない状態になってしまうので、どうしたいいのか困ってしまいます。
また、今だけの話ではなく、将来自分のことをコントロールできない子どもに育ってしまうのではないかと心配しています、どうしたらいいでしょうか?
絶対に感情的になって対応してはいけません
確かに、子どもが普通に泣いているのを見るだけでも親としては困ってしまいますが、それが叫ぶように泣いたり、しかもそれが止められないほどだったりすると非常に大変です。
しかし、こうした子どもの行動を無理やり止めさせようとするのは避けるべきです。
特に、子どもの感情と同じように、親がどなったり叱りつけたりして同じように感情的になって怒るのは決してすべきではありません。
というのも、こうした子どもは多くの場合、何らかの感情的な満たされなさを持っていることがあるからです。
自分の兄弟に愛情を取られていると思っていたり、単純にあまり親と一緒に過ごせる時間が少なかったりして、そのさみしさなどのマイナス感情を訴えようとしていることが多いのです。
それが、何かあった時に、泣き叫ぶという形で爆発してしまうのです。
こうした状況に、親が怒鳴ったり無理やり止めさせようとする行動に出ると、そのマイナスの感情がさらに強くなってしまうことになります。
その場では泣き叫ぶのを止めるかもしれませんが、子どもの心が満たされることはありませんので、より心に傷を受けることもあります。
そのため、まずは泣き叫んでいる状況を無理に止めようとするのではなく、しっかりと抱きしめてあげて、そのまま感情が自然と収まるのを待つようにします。
そして、どうして泣いていたのか、何が欲しかったのかなどをしっかりと聴いてあげるようにしましょう。
また、その時に「痛かったね~」などの言葉をかけてあげて、子どもの気持ちを分かっているよ、ということを言葉でも示してあげるようにします。
日ごろの接し方を見直す良い機会です
さらに、子どもと一緒に過ごす時間をたっぷりと取っているか、家事や他の子どもにばかり関心が向いていないかなどを両親共に考えることも大事です。
子どもは親からの愛情を必要としていて、それは一緒にいること、スキンシップをはかること、話すことなど、直接的で分かりやすい方法で示されないといけません。
こうした愛情の表現を子どもが感じることができるようにいつもしているかを考えてみると良いでしょう。