赤ちゃんの出す声「クーイング」について教えてください。

クーイングは、赤ちゃんがしゃべる為の準備
クーイングとは、赤ちゃんが発する、「あー」「うー」などの、言語にはなってない物の、声を出している状態を指します。
言葉にはなっていませんが、音にして声を出しており、会話をする準備段階、言葉を覚える準備段階として、赤ちゃんが最初に通る道と言えるでしょう。
クーイングには個人差がありますので一概には言えませんが、生後三ヶ月頃に訪れる、喃語(なんご)に移行するまで、続く事が多いでしょう。
1歳頃には言葉を発するようになる子が多いのですが、生後三ヶ月になってもクーイングをしない場合でも、別におかしいことはありません。
お子さん一人一人に合わせて成長のスピードがあるように、クーイングも、成長に合わせて始まる時期が異なりますので、気にしすぎることは無いでしょう。
ただし、全くクーイングをしないという場合。
稀に、聴覚障害や、コミュニケーションの基礎が発達していない可能性があります。
不安という場合は小児科に行って、応答を確認して見ると良いでしょう。
大体のお子さんが、生後まもなくして、聴覚スクリーニング検査と言う検査を受けている為、その検査をパスしていれば、特に問題が無いことがほとんどです。
ですが、不安な場合は再度検査を行ってもらい、聴覚を確認してもらう事が大切でしょう。
クーイングをしたら話しかけてあげましょう
クーイングは、赤ちゃんが言葉を発する準備をする、重要な段階です。
何だか音を発しているお子さんを見つけたら、すかさず近寄って、会話をしてあげましょう。
「あーあーだね」など、お子さんのクーイングに反応している事がわかるように言葉を返すことで、始めてお子さんの中では、会話が成立したという喜びを実感出来ます。
言葉の内容自体が分かっていなくても、自分が発した言葉に反応をしてもらえたことに、喜びを覚えることで、積極的に会話をしようとし始めるのです。
日頃から出来るだけあかちゃんとコミュニケーションを取り、一緒に居る時間を増やす事で、クーイングのタイミングを見逃しません。
クーイングを始めた赤ちゃんを見かけたら、積極的に話しかけるようにしましょう。
話しかける際には、大きな声で話かけると驚いてしまいますので、そっと、ガラス細工に話しかけるように話をしてみて下さい。
赤ちゃんの目をしっかりと見て、クーイングに反応してあげることで、自分に話しかけられているんだと、赤ちゃんが理解できるようになります。
クーイングの時期は長くても、2ヶ月前後と非常に短く、非常に貴重な時間と言えるでしょう。
赤ちゃんの会話の準備段階、クーイングに立ち会うことが出来るように、お子さんをしっかりと見守ってあげて下さい。