子どもの叱り方で気を付けることはありますか?

感情的になって我を忘れる怒り方をしない
お子さんを怒る際に、余りにも怒りすぎて、我を忘れて怒ってしまう親御さんもいるかと思います。
ですが、感情に身を任せて叱っても、お子さんには何も伝わりません。
ただ恐怖心しか残らず、親御さんとの関係がぎくしゃくしてしまいますので、何が悪かったのか、理路整然と述べるようにしましょう。
怒る際には、怒鳴るのでは無く、静かに、淡々と怒った方が、お子さんに怒りが伝わります。
怒る気持ちはわかりますが、とにかく冷静になるように努めて、一度深呼吸をしてから、お子さんの目を見てはっきりと怒るようにして下さい。
怒る内容によっては、もちろん思いっきり叱り飛ばさないといけないこともあります。
ですが、自分がすっきりするために怒るのでは無く、お子さんの事を思って怒らないと、お子さんにその事が見透かされてしまいます。
感情的にならないように、とにかくまずは冷静に努める事が大切です。
何が悪かったのかをきちんと説明する
お子さんを怒る場合、何故自分が怒られているのか、本人にきちんと理解をさせないと、同じ事を繰り返してしまいます。
親が居るときはやらなくとも、一人でいる時はやって居るという事に繋がりますので、必ず、何が悪いのかをきちんと説明して、理解させることが大切です。
例えば、ファミレスに行った際に、店内を走り回っている場合。
店員さんが怒るから、という説明は、説明の放棄で、全く正しくない叱り方です。
お店で走り回ると、他の人に迷惑がかかるからダメ、と言う説明をして、周囲の人に謝るようにしましょう。
話をよく聞いた上で叱り方を変えましょう
何がトラブルがあった場合、本当に叱る必要があるのか、どんな叱り方をするべきが決めるためにも、まずは本人に話をしっかりと聞きましょう。
本人の話を何も聞かずに、頭ごなしに叱り付けてしまっては、お子さんが何も話さなくなってしまいます。
例えば、お子さん同士でケンカをしてしまったという場合。
何故ケンカになったのか、ケンカの原因や、どういう所を直すべきなのか、本人ときちんと話をして、判断をした上で、叱り方を変えましょう。
しっかりと話を聞いた上で、お子さんが100パーセント悪いにも関わらず、全く反省の色が無いという場合。
一切甘い顔をしてはいけません、思いっきり叱り飛ばして下さい。
例えば、相手の子が何も悪いことをしていないのに、暴力を一方的にふるったという場合。
相手の痛みを理解させるために、軽くビンタをした上で、本人をしかり飛ばすという親御さんもいるでしょう。
暴力はむやみやたらにふるってはよくありませんが、時と場合によっては、しつけとして必要な事もあるという事を、頭に入れて置いて下さい。